皆様、お元気ですか!坂上会計事務所です。
事業報告書のサンプルは?
事業報告書は、会社や経営者の活動の結果報告です。
結果は、行動を受けたものです。行動には、必ず動機があります。動機を紙にしたものが事業計画書ですね。会社や経営者の活動の明日を語るものです。これをうけて、事業報告書があります。
事業計画書のポイントは、見込 → 行動 → 評価基準 でした。
それをうけた事業報告書は、計画の結果なのです。各項目につき結果を記録し、自己採点したものです。
そこから次なる飛躍のアイデアも浮かぶはずですから、この段階で報告書でありながら計画書の意味も持ってきます。
個人的には、事業計画書と事業報告書を繰返し作る習慣こそが大事だと思います。極端な話、内容は2の次です。様式もパターン化すればいいです。Excel等で使い回すととっても楽だと思います。
【見込】で一番大事なのは、お客様の気持ちです。
【行動】で一番大事なのは、従業員の気持ちです。
【評価基準】で経理的に大事なのは、売上、粗利、現金預金と思います。
この3点に注意してA4用紙1枚書いて下さい(報告書の方は2枚になるかもしれませんが)。
先日の事業計画書のサンプルは分かり難かったかもしれませんがそのまま使いますと
【事業報告書】~サンプル~
平成20年2月
【見込】
・受注見込(お客様の気持ち)
2月は年度末に近づくので、商品Aの注文が増える
(A会社の営業部長さんも調子が良さそうなことを言っていた。)
(結果)予想通り、昨年の1割以上の受注を受けた。都市部の人件費が少しずつ上がってきているので、A社の業績の上向き、高価品も売行きが良くなっている。
・処理能力 正月休みのため、1月分の処理残が出そう
2月は、日数が29日間
(結果)通常のルーティン業務が遅れ気味だった。例年通り、この季節は臨時の単発的な受注もある。
【行動計画】
・営業 得意様回りを月の前半に全部済ませる。
(結果)事前の打合せを増やしたため連絡が密にとれ、A会社の営業部長さんは当社の品質と段取り(納期)に満足された様子。今月は、1度しか顔を出せないため、結果的にいつもより事前のスケジュールチェックを細かく確認出来た。
生産 生産計画の再点検をする。生産の方に人を回す。
(組立部門のBさんが泣きそうだった)
原材料の納入予定を確認する。
派遣会社に人員の余力を確認する。
(結果)今月は、生産の進捗動向をこまめに行う事ができた。
Bさんからも第2週目が厳しいと事前に聞いていたので、その半分は派遣会社でカバー出来た。
原材料は、雪のため入庫が遅れることがあった。A商品は、問題なかったがC商品は納期遅れとなってしまった。来年は、原材料の備蓄を少し増やした方がよさそう。
【評価基準】
・目標売上高 (2,000万円)
(結果) 1,900万円 C商品で値引要求があった。2月は、前年比10%UPを見込んだが、5%だった。
・目標粗利 (400万円)
(結果) 390万円 C商品分 損益分岐点の310万円は超えている。
・現預金2月末の残高予定 (1,200万円)
(結果) 1,150万円 運転資金の2ヵ月分あるのでしばらく融資は不要。今年は、決算賞与は難しそう。
さて問題です。
2月の事業報告書と3月の事業計画書は、どちらが先にが出来上がっていますか?
事業計画書、事業報告書の中身は、十人十色だと思いますが、私は簡単なものでいいと思います。1ヵ月前に、お客様の気持ちをどんな風に予測したのか、そしてどう行動していこうと考えたのか、キッチリ残して下さい。絶対、役に立ちますよ。
事業計画書、事業報告書を何故書くのか?
それは、経営のリズムを作るためです。
逆に、作らない人は、リズムを自らの意思でわざわざ乱している事になります。
少しハードですが、3ヵ月周期より毎月で習慣化することをお勧めします。
計画は、3ヵ月単位。自己採点の報告書は、毎月というのもいいかもしれませんね。
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