安物買いの銭失い
皆様、お元気ですか!坂上会計事務所です。
申し訳ございません。6月は完全休業となってしまいました。
「買いものには、ご注意を」
ここ数年、中小企業の間でもM&Aが盛んです。
簡単にいいますと、会社そのものを売り買いすることです。
その形態にはいろいろありますので、その内容は後日に…
言い方は、格好いいですが、何らかの理由で会社を売りたいと思っている人がいて、買い手を探しているのです。
ケースは、いろいろ想定されます。
黒字の会社ですが、後継者がいない場合が一例です。
赤字、黒字に関係なく経営者が病気となって辞めたいという場合もあります。
借金を返すのがつらくなった場合もあります。
私もこういう案件の相談を受ける事があります。
「同業者が会社を売りたいといっている。今後のやりたいと思っていた分野なのでどうか?」
何でも、そうですが、自分で初めから立ち上げるより、先人の事業を受け継ぐ方が色々なノウハウが蓄積されているので、てっとり早いです。
大手の企業では、ターゲット企業の技術を獲得するために、強引な買収を行ったりもします。ライブドアが、フジテレビやTBSを狙ったのは有名な話ですね。
ただ、中小企業の場合、こういうのは稀だと思います。
他の会社を買うということは、どういうことでしょうか?
その会社の持っている設備や技術・ブランドを買うという事です。これは、プラス面です。
その他に従業員や借金もついてきます。恐ろしいのは、それ以外に余分なものもあります。社長の会社契約での保証やリース契約の残金があります。変な取締役がいた。変な従業員がいる。変なコンサルタントに騙されていた。さらにショックなのは、いいと思っていた設備は古かったり、技術は大したこと無かったなんて事があります。
セブン・イレブンって知っていますね。
コンビニのノウハウを大金を使ってアメリカ企業から買ったらしいです。が、日本には全然、合わなかったそうです。
長くなりましたが、誰かが何かを売りたい。この場合、注意が必要です。
先日、ある方が、他の会社の面倒を見ることにしました。私は、危険を感じたので、リスクの少ない方法を提案しました。
会社は、買わない。社長は、代わらない。商売の場所を貸してあげる。運転資金も貸してあげる。ヒトの応援はする。
1年後、元社長が亡くなりました。会社には、何千万円の借金があります。その会社の製品に問題があることに最近になって気づきました。ブランドが傷モノだったのです。
色々な整理は、これからです。
幸い、ある方には、借金のリスクはありません。残念ながら、貸したお金は返ってこないでしょう。
安いものには注意しましょう。
「隣の芝生は青いのです」
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コメント
久しぶりに坂上さんのブログを拝見できて
とってもうれしくなってしまいました。
相変わらず辛口の切り出し口、ありがとうございます。
ご意見はごもっともだと思います。
だって、その会社を一番愛し、精通していた方が
「会社を売る」ということはそれ相応の理由が
背景にあると思います。
なんでもそうですが、安物買いの銭失いにならず
生きたお金の使い道を模索し続けたいですね。
投稿: 赤い家紋 | 2009年7月 6日 (月) 10時13分
コメントありがとうございます。
赤い家紋さま
手塩にかけた会社はたくさんの人々のたくさんの思いの塊です。
売る方にも買う方にも色々な思いを大事にして欲しいですね。
ただ、社長の年齢やその時の経済環境で、思考回路は大きく変わります。
この白山地域でも有名な中小企業が上場会社に売却されましたね。おそらく、多くの思慮を重ねた上で、従業員の生活を第一に優先した結果ではないかと推測します。
交換で得た上場会社の株は、大幅に下がっていると予測されますが、残された従業員はきっと頑張っていることでしょう。
私達は、お客様のため、自分のため、従業員のため、世の中のため、に頑張りましょう。
投稿: 坂上裕宣 | 2009年7月 8日 (水) 01時48分