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2006年9月 2日 (土)

固定比率 その3

皆様、お元気ですか!坂上会計の坂上裕宣です。

ご自分の会社の
固定資産の金額(設備投資)を、ご確認頂けたでしょうか?

通常、回収しなければならない時間の掛かる投資は、
多額のお金が必要です。
そこで、どこからか、お金を調達しなければなりません。

中小企業で行なわれる資金調達には、
大きく自己資金か、銀行借入かの2つがあります。
最近は、リ-ス取引もありますが、銀行借入の一種と考えていいと思います。

皆さんも当然と思うでしょうが、
設備投資は、出来れば自己資金によることが望ましいです
しかし現実は難しく、競争に勝つためには、
新しい機械が欲しいし、店舗を綺麗にしたくなります。
だから、銀行にお願いしてしまうのです。
通常、全てを自己資金で行なうのは、不可能といえます。
(現実に、坂上会計のお得意様でも、ほぼ、自己資金でやれる方もいらっしゃいます。)

そこで問題となるのは、
設備投資と自己資金、銀行借入のバランス、
また、その後の回収と返済、利息支払のバランスが重要です。
このバランスが悪いということは無理していると言うことになります。

そこで、設備投資と自己資金のバランスをみてみましょう。

自己資金は、バランスシ-トの資本の部の金額の合計値です。
具体的には、資本金と累積利益の合計額です。

ですから、固定資産÷自己資本で、その割合を調べます。
この割合のことを、固定比率と言います。

無理していると、いうことは、どうなるか分りますか?
身の丈を超えた投資になっているかもしれないと言うことです。
設備投資が自己資金より多いほど
無理していることがわかると思います。


ですから、この比率は、設備投資に対するの無理の度合いと考えることが出来ます。

普通、中小企業では、
銀行借入によっている割合が多いです。
設備投資 > 自己資本
となっている場合が多いです。

反対に、全てを自己資本でやれていたら、
設備投資 ≦ 自己資本 ですから、
100%以下になるはずです。

経営分析の本では、200%を超えると限界に近いと
いわれています。
(この200%に関しては、後日、詳しく説明致します。)

さあ、皆さんの会社は、どれくらいでしょう?。


もちろん、この比率だけをもって、
悪いとはいっておりません。
無理していても、それに見合った結果が伴えば大丈夫です。
無理を上回る、回収があれば問題ないです。
無理していても、利益をだしていれば、問題ありません。

参考として、
上場会社の固定比率は、
トヨタ自動車 66% (平成17年9月30日)
日産自動車 168% (平成17年9月30日)
高松機械   69% (平成17年3月31日)
クスリのアオキ226%(平成17年5月20日)
でした。
中小企業のデ-タは、
goo決算 より引用 
業界別固定比率平均
過去3年度分(中小企業庁2001年度調査)
建設業: 109.9%
製造業: 150.4%
卸売業: 128.5%
小売業: 129.8%

ただ、このデ-タとなる企業は、中小企業の中でも
規模が大きめのところが多いので、
もう少し身近なデ-タを今探してます。

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