固定比率 その5
皆様、お元気ですか!坂上会計の坂上裕宣です。
以上、これまでのことを一旦まとめます。
皆さんにチェックして頂きたいのは、
数字3つと比率が1つ。
1.固定資産
2.資本の部
固定比率=固定資産÷資本の部
3.固定負債
北陸の上場企業、高松機械さんを例に見ます。
1.固定資産 37億円
2.資本の部 53億円
固定比率 37億円÷53億円=69%
3.固定負債 6億円
これをじっと見ていると、
次の様に見えてきます。
1.設備投資 37億円
2.自前の資金調達 53億円
設備投資にかかる負担度 69%
3.長期借入金等 6億円
固定資産とは、設備投資の合計額のことで、
回収しなければならない時間の掛かる投資、
格好良くいうと
将来へのプロジェクトです。
資本の部の金額は、自己資金(自前のお金)をあらわします。
そして、設備投資と自己資金の割合が、固定比率です。
設備投資が、多いほど無理をしていることになりますから、
固定比率が大きいほど、無理してることになります。
(目安として100%~200%、200%を超えると要注意です。)
そして、自己資金の不足を補うのが固定負債の金額です。
借入金が大きい = 無理している
は、当然であると思います。
このシリ-ズは、あと2回続きます。
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