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2006年9月 1日 (金)

流動比率 その3

皆様お元気ですか!坂上会計の坂上裕宣です。

流動比率の続編です。

トヨタ自動車
平成17年9月30日(連結)
流動資産9兆7,861億円
流動負債9兆0,746億円
流動比率107%

ゆっくり考えながら見てると、
こう見えてきます。


平成17年9月30日時点で(連結)
もう少しで入ってくるお金 9兆7,861億円
もう少しで出て行くお金 9兆0,746億円
資金余力            7,115億円


昨日の繰り返しですが、
流動資産とは、
もう少しで入ってくるお金です。
簡単に言いますと(厳密には間違ってます)、
平成17年9月30日の数字ですから、
17年の10月までに入金になるのが、
9兆7,861億円です。

これに対して
流動負債とは、もう少しで出て行くのお金です。
平成17年10月までに出金になるのが、
9兆0,746億円です。

従って、トヨタ自動車には
7,115億円の資金余力があるといえます。
トヨタ自動車の社長さんなら、
何か設備投資をしたい時、
7,115億円までなら、
自己資金でやれると判断できます。

ダイエ-
平成17年2月28日(連結)
流動資産5,849億円
流動負債9,796億円
流動比率59%

ダイエ-さんを覗いてみましょう。
平成17年2月28日の時点では、
資金繰りが窮屈ですね。

毎月3,947億円もの資金繰りに
奔走している様にうけとれます。
実際には、メインバンクの
応援もありますので、
何とかなっていると思いますが‥

流動比率が悪いので、
集金をこまめに回らないと
資金ショ-トになります。

ダイエ-の場合、
現金売上が多いと推測されますので、
毎日の売上も勝負になりますね。

お分かりの様に
流動比率と集金にも
因果関係がある事が、分かります。

皆さんには、
常に、向こう1ヵ月、2ヵ月の運転資金を強く意識して
頂きたいです。

ご自分の会社の毎月の試算表は、
そういう観点でもみて下さい。

当然ですが、向こう1年間の
資金計画も大切です。

やはり、
資金繰りが大変なところは、
資金に追われて、
悪循環に陥っているように感じられます。

反対に、
資金繰りに余裕のあるところは、
毎日の経営にゆとりがあり、
心にも余裕があります。
会社の至らないところにも、
目がいき届き、
悪いところがあっても欠点が修正できて、
サ-ビスもさらに向上します。

また、新しいサ-ビスや研究開発にも
お金をかけることが出来て、
今の商品のライフサイクルの寿命が終わる頃には、
新商品が新しい収益の柱になるのです。

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